暑さで食欲が落ちた時にはつるっとのどごしの良い素麺が食べたくなるものです。 普通の白い素麺にはあきた、めずらしい物を他の人に教えてあげたい、コシのある素麺が好き! そんな方におすすめしたい 「五穀」を練り込んだ素麺です。 「五穀素麺」は、国内産の雑穀(黒米・玄米・きび・あわ・ひえ)を使用しています。 もち種の黒米を入れたことにより、独特のつるつる・もっちりとした食感があり、手延べならではのしっかりとしたコシが特徴です!! |
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五穀素麺がつくられる長崎県の島原半島は約300年もの素麺作りの伝統があり、今も活動し続ける生命力豊かな雲仙普賢岳の麓にある自然豊かな地域です。 温暖な気候と天然の湧き水・・・自然の恵みをたっぷり受け、昔ながらの手延製法で丹念に作られています。 「麺は生き物」と言われるように、素麺作りでは天気と気温(湿度)がとても重要で、工程は同じでも、天気や湿度で麺の出来が全く変わってしまうこともあります。 五穀素麺の製造をお願いしている数軒の生産者の一人、今年素づくり20年を迎える職人さんは「ひとつとして同じ麺はできず、一日、一時も気は抜けない」とおっしゃいます。 まず素麺は生地をこね、麺状にする「引き」という作業で麺を引き伸ばし、どんどん細くしていきます。 この「引き」の前に「熟成」が必要で、この工程が麺のコシや伸びのポイントになるのです。 「五穀素麺」は、小麦以外の穀物を入れることで、通常の白いものよりも熟成に時間がかかるのですが、この待つ時間によって、麺の伸びが全然変わるといいます。 |
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素麺づくりは作り手の数だけ、作り方にもいろんな個性があります。 生地のこね方から、混ぜ方、熟成の時間や引きの長さなど、作り手のこだわりが垣間見えます。 この工場では、麺を切らないように伸ばすことを一番の基本で、一番の大切なこと、だとしています。 麺は途中で切れてしまうと切れたところから縮んで、短く、太くなってしまいます。 切れない麺を作るために、最初の生地を作るところもとっても重要です。小麦と水と塩を混ぜ合わせて生地を作っていきます、こちらでは最初に塩水を作り、小麦をこねていきます。微妙な職人の勘が麺の出来を左右し、夏であれば水を最初から冷やして塩を入れたり・・・肌で感じて得た秘訣や技を駆使して、この「五穀素麺」は作られているのです。職人がひとつひとつ手を抜くことなく作った五穀素麺。そんなこだわりをぜひ味わってみてください。 |
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